大阪ペット火葬メモリアルの早川です。犬が死んでしまった際に、どうすればいいか、悲しみの中で多くの方が迷われるかと思います。犬が死んでしまった場合は、していただきたいことがあり、するかしないかで、最後のお別れの雰囲気が大きく変わります。特に安置対応と、ご火葬の準備についてです。ここでは、主にその安置方法と、火葬をどうすればいいのか、お話していきたいと思います。

死んでしまったか確認する方法

もし、飼っている犬が死んでしまったのか、わからない方のために、まず死亡確認が必要となります。基本的には人と同じですが、目の部分に懐中電灯や光を照らし、瞳孔の収縮がなければ、死んでいると判断できます。ただし、目が見えない犬は、瞳孔の動きがないことがるため、ティッシュを鼻の前にあて、呼吸があるかを確認することも確認方法の一つです。また、脈での確認方法として、後ろ足の付け根の裏に指を入れて確認することが可能です。では次に死後硬直についてお話します。

 

犬の死後硬直について

犬は、死んだ場合に、多くが死後硬直、すなわち体が硬くなる状態になります。ただ犬によっては、死後硬直をしない場合もあります。死後硬直の時間については下記の表となります。死後硬直が始まる前に、しっかりとした安置対応が必要になりますので、次にその方法についてお話ししていきます。

状態 時間
死後硬直開始時間 死後 2時間〜3時間
死後硬直がとける時間 死後12時間〜13時間

安置方法はどうすればいい?何日間?死後硬直が始まる前に行うこと

犬が死後硬直が始まってしまうと、火葬をする際に、その状態での火葬となるため、しっかりと死後硬直が始まる前に、綺麗な愛犬の状態を保つこと安置方法が大切となります。安置方法をするかしないかで、見送り気持ちや、写真へ残したいかなど、飼い主様の気持ちの面で、大きく変わります。

タオルや毛布の上に愛犬を安置してあげてください。また後ほど、お話しますが、ダンボールや箱に入れて置いてあげると保冷剤などの効果が持続しますので、箱の中にタオルや毛布、トイレシートなどを敷いてあげてください。

①犬がなくなった際、まず目をしっかりと閉じてあげてください。しっかりと閉じてあげないと、死後硬直が始まると、目が開いたままでの状態となります。ただ、犬によっては、眼球が膨張し、閉じない場合がありますので、その際は、そのままにしてあげてください。

犬が死んだら

腰を寝ている状態のように曲げてあげてください。曲がっていないと、次にご説明する手足を綺麗に曲げて整えてあげることができないためと、火葬した際に、遺骨がバラバラになってしまう可能性があり、いつもの寝ている状態にしてあげてください。

手足をしっかりと曲げて、寝ている状態にしてあげてください。足が伸びきったままで亡くなってしまうことが多いことから、しっかりと曲げてあげることで、綺麗に安置でき、最後を見送る際に、お花やお菓子を起きやすくできます。
犬が死んだら2

口元やお尻から体液が出てくる可能性があるため、布や、トイレシートを折ってあげたり、切ってあげ、口元とお尻の下に敷いてあげてください。

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[su_column size=”1/2″ center=”no” class=””]犬が死んだら4[/su_column]
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⑤上記が完了したら、腐敗を防ぐため、保冷剤か、袋に氷を入れてタオルを巻いたもの、もしくはドライアイスを準備いただき、お腹や背中、頭の首のところに置いてあげてください。
犬が死んだら5
保冷剤などを置いいただいた際の安置が可能な日にちは下記となります。あくまでも目安ですが、下記の日数くらいで、ご火葬などをされることをおすすめしております。

季節 時間
死後1日から2日
死後2日から3日
死後1日から3日
死後1日から3日

*冬は暖かい暖房の効いた部屋でないことを条件としています。

犬が死んでしまった場合の火葬方法などについて

犬が死んでしまった場合、主に火葬業者を利用する、自治体や役所にお願いする、そして自分でどこかに埋葬するという方法があります。

火葬業者にお願いする場合

現在はたくさんのペット専門の火葬会社があり、飼い主様の意向にそったプランが選択できるようになっています。主に。ペット専用の火葬炉を積んだ、訪問ペット火葬者と、施設に火葬炉が設備としてある施設火葬の2つがあります。

訪問ペット火葬

訪問ペット火葬は、大きな車に火葬炉を積んで、ご自宅まで訪問し、ペットを火葬してくれるサービスです。施設に行く時間が取れない、自宅近くでお別れがしたい、車や、交通の足がないため、来てもらいたいなど、今の日本にとってニーズにあったサービスです。遺骨は、主に骨壺に入れて返骨する場合が多く、飼い主様によっては、合同墓地への納骨や散骨される方もいらっしゃいます。

ペット火葬
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施設火葬

施設火葬は、文字通り、施設で葬儀ができ、火葬もできる設備が整った火葬場所です。文化的な背景や、人と同じように施設でお別れがしたいという方に、あったものです。また施設火葬の場合、納骨堂や霊園を併設してる場合が多く、そこに納骨をすることも可能です。

参考写真:福井県ペット愛葬社様

いつまでに火葬するべき?

犬が死んでしまった際には、できるだけ早くと言いたいところですが、心の整理や悲しみからなかなかペット火葬をする気持ちに慣れないのも事実です。

そんな際は上記でお書きした通りで、最低でもしっかりと安置をしていただければ、1日は問題なく一緒にいていただくことは可能ですので、落ち着いて考えてペットの火葬をお願いしましょう。またペットの火葬会社は、数百とありますので焦らずいくつか候補を出しておくのもおすすめです。

自治体・役所にお願いする

自治体や、役所でも引き取りをしてくれます。仙台などはペット専用の火葬炉を併設していますが、多くの自治体、役所では犬が死んでしまっても、他のペットでも、法律上「廃棄物」となるため、ゴミと一緒に火葬されてしまいます。


ただどうしても経済的な面での負担が火葬業者に比べて安いため、どういった選択をされるかは飼い主さまのお気持ちかと思います。

自分で埋葬する

自宅の庭に埋葬するという方法もあります。ただ、この埋葬方法の場合、注意しなければいけないことは、公園や空き地の場合は、「不法投棄」となるため、罪になってしまう可能性があります。また自宅が借地もしくは賃貸の場合は、そこから引っ越した後に、次の方とのトラブルになる可能性があり注意が必要です。

ペット埋葬
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埋葬は出来るだけ控え、どうしても自宅に埋葬した場合は、火葬業者で火葬した後に、プランターや鉢植えなど、たくさんの種類がありますので、そちらに埋葬してあげることをおすすめしています。

ペットの訪問火葬、ペット施設火葬業者の選び方について

まず注意しなければいない点は、主にサービスについてです。おそらく多くのペット訪問火葬会社が、近いプランを提供していますが、口コミなどをみて、作業的なサービスになっていないか、しっかりと供養をしてくれるサービスを提供してくれているか確認が必要です。

ペット火葬会社の選び方についてはこちら「犬や猫などのペットが死んでしまった際に知っておくべき、ペット火葬や葬儀10つの事とは?ペット火葬会社の選び方と方法についてご説明

また、よくあるのがサイトのみを運営し、サービスは提携企業にお願いしている会社などもあり、利益主義に走る企業もある点です。そういった企業の目利きをすることが大切になります。また、弊社でもよくあるのがご紹介で、以前知り合いがして紹介してもらったということがが多くあります。事前に、なくなった際にどこを利用したかなどを知り合いに聞いてみるのも、一つではないででしょうか。

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犬が死んでしまった場合、死んだら役所への届出や手続きについて

犬が死んでしまった場合は、自治体・役所への届け出が必要になります。なぜかというと、狂犬病の関係から、登録抹消が必要になるからです。役所への届け出は30日以内となっており、もししなかった場合は、狂犬病予防のハガキが自治体、役所から届くことになり、また抹消手続きをしないと、20万円以下の罰金となる可能性がありますので注意しましょう。

犬が死んだ際に、体に埋め込んだマイクロチップは、どうすればいい?

マイクロチップ法案が成立し、マイクロチップは義務化され始めていますが、マイクロチップの返却は必要ありません。また登録について、特にマイクロチップ協会に連絡する必要はなく、火葬もそのまましていただくことが可能です。

感謝の気持ちを持って犬を見送りましょう

犬が死んでしまった場合、悲しみの中、しなければいけないことが沢山ありますが、しっかりとまずは最後を見送る準備をしていただければと思います。また、お別れは、悔いのないよう、良いお別れをしていただければと思います。

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大阪ペット火葬メモリアル
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